はる丸さんのページ

なんやかんや色々と

決して終わらない、決して降りれない

私は今KAT-TUNを聴いている。
泣きそうになってはいるけど、泣いてはいない。不思議と。
昨日だったら、一昨日だったら泣いていた。聴くことなんか出来なかった。
受け付けられなかった。



火曜日は仕事がお休みで、夕御飯を早めに食べて、所さんのニッポンの出番を見ていた。
画面で見る田口くんは私の知る田口くんだった。
どんな時でも信じてきた大好きな大好きなニコニコ笑顔だった。
ベストアーティストと交互に見ながら、KAT-TUNは何を歌うのか田口くんを見ながらただドキドキと待っていた。

KAT-TUNの登場を今かと待っていた、
待ち続けたKAT-TUNはあまりにも似合わないお揃いの真っ赤なコートを着て並んでいた。
こんなの、普段なら絶対に着ないのに。
そう思いながら、カメラを起動して写メを撮っていた。
あまりにも儚く、弱々しく、それでも愛らしく微笑むかめの写真が撮れていた。

出てきた4人を見て、嫌だなぁと思っていた。何かあるなと。
でもそれがまさか田口くんからだとは思わなかったし、思えなかった。
結婚であってくれ、それならただ盛大におめでとうと言えるから。
数秒でその心は崩れていった。
田口くんの言葉が耳に入らなくて、頭が受け付けようとしないのが分かった。
画面が歪んで見えて、目の前がくらくらした。
そして次に映ったかめを見て、本格的に私は取り乱した。
かめが、かめの手が震えてる。
泣いている、かめが泣いている。
亀梨和也という存在に弱い私にとってかめが泣いている。ただそれだけが受け入れられなかった。

その後のDoAをほとんど覚えていない。
かめが外した音を聴いて、私の目も耳も目の前の現実を受け入れられなくなっていた。
だから、皆が言う踊れていない中丸くんも、歌えていない竜也のことも分からなかった。ただ覆った手の隙間からぐちゃぐちゃの目で見えた景色はテレビの向こうで悔しいくらい完璧に踊りきる田口淳之介という存在だった。

こんなものを見たかったんじゃない、
こんなことを知りたかったんじゃない
特別な何かじゃなくていい、ただ4人で迎える10周年があればいいとただそれだけだったのに。

KAT-TUNが大好きと笑う田口くんのことが大好きで、踊るのが大好きな田口くんが大好きで、どんな時でも笑顔でいてくれた田口くんが私は本当に大好きで。
だから私は勝手にもうKAT-TUNは大丈夫だと思っていた。
そう信じていた。
だけどそれは違った。
楽しそうに笑う裏で、幸せそうに笑う裏で、本当は皆苦しんでいたんだと。
それに私は少しだって気付かなかった。
そしてそれがとにかく悔しかった。

数時間前まで凄く好きだった笑顔が途端に怖くなった。
その笑顔の奥で一体何を抱えていたの。その笑顔の奥で一体何を感じていたの。
怖くて怖くて田口くんが見れなくなってしまった。
それがまた悔しかった。

あの瞬間、あぁもう4人のKAT-TUNは見れないんだと悟ってしまった自分がいた。
田口くんの心はきっと変わらない。
田口くんにとって大好きなかめ、ウエピ、中丸くんが止めたって、説得したって折れなかったんだ。
その3人を隣に置いて、抜けることを決めてしまったんだ。

どうしてもっと、たくさん会いにいかなかったんだろう。
どうしてもっと、たくさん好きだと伝えなかったんだろう。
今更悔やんでも、もうあなたはKAT-TUNとして続けてくれないのに。
かめや竜也や中丸くんが引き止められなかったんじゃない、私が私の行動の足りなさが田口くんを引き止められなかったんだ。そうやって自分を責めた。

泣いても泣いても夢じゃなくて
泣いても泣いても現実で、
立っているのもやっとだよ。

テレビも見れなくて、音楽も聴けなくて
大好きなKAT-TUNを遠ざけたくなっていた。
何も考えたくないのに、浮かぶのはあの時の光景とニコニコ笑う田口くんばかりで。思えば私は田口くんの笑顔以外の表情をあまり見たことがなかったんだと気付いた。

そうやって、2日経った。

仕事の合間にTwitterでかめがファミクラに来たことを知って、かめの言葉を読んで、心に急に凄く温かいものが流れてきたようだった。
どっと重かった体が少し軽くなった。
ここ2日KAT-TUNが無くなるかもしれないって恐怖にずっとずっと泣いていた。
当たり前だったKAT-TUNという存在が無くなってしまうかもしれないことがずっとずっと怖かった。
だけど、かめの言葉を読んで
そんなことさせない、させたくないという気持ちになれた。
そうしてようやくKAT-TUNの曲を聴けるようになった。

3人になるKAT-TUNをどう受け止めればいいか分からないけれど
KAT-TUNを決して終わらせない。
KAT-TUNという名前を決して降ろさせない。

そのために出来ることをしたい。


書きながら現実を受け入れ始めて、
ばたばと涙が出て鼻水もずるずるで本当は、本当の本当は嫌だ!!!絶対に嫌だ!!!と大声で駄々をこねてやりたくもなってる。

けれどそんなことをしても今は変わらないんだよなぁ。



まだまだこれからももしかしたら辛いことが待ってるのかもしれない。
辛い報告やメンバーの顔を見なきゃいけないんだと思う。
それでもしっかり目に焼き付けておこうと思う。
彼らが発信する全てを私はファンとして受け止めなければと思う。


田口くん、
私は貴方を嫌いになりたくない。
嫌いになんてなれない。
責めることも怒ることも出来ない。
どうしてだろうか。
それがKAT-TUN田口淳之介として貴方が築き上げた全てなんだと思ってる。
悔しいけれどね。
貴方の幸せを願います。

KAT-TUNでいてくれてありがとう。


あなたが大好きだったKAT-TUN
それを守ろうとする3人の全てを、
あなたも見ていてください。



P.S
貴方のおかげでしばらく入口と出口とカワウソとナイヤガラとカタツムリという単語がトラウマになりそうです。